つくば世界こどもシアター 2024〜劇団ラ・バラッカ公演レポート〜

つくば世界こどもシアター 2024〜劇団ラ・バラッカ公演レポート〜


2024年10月、日伊櫻の会が主催する演劇イベント「つくば世界こどもシアター 2024」が開催されました。19日は国立市で、20日・21日はつくば市において、イタリアの劇団ラ・バラッカによる公演です。演目は言葉のないお芝居「さかさま」です。演じるのは、この演目の創作者でもあるカルロッタ・ズィニさんとアンドレア・ブゼッティさんです。240名の観客の方に演劇を楽しんでいただき、公演後に行われた質疑応答ではたくさんの子どもたちから舞台のカルロッタとアンドレアへの質問をしてくれました。ご来場いただいた皆々様、本当にありがとうございました!今回は公演の模様をレポートします。

21日の公演は、弊会としては初めての取り組みとなる0~2歳を対象としたベビーシアターでした。ステージ上にマットを引き、その上に親御さんの膝の間に子どもたちに座ってもらう方法がとられたのですが、ほとんどの子どもたちが32分の演劇の間、飽きることなく見てくれていました。私たちはイタリアで経験していたのですでに知っていたのですが、多くの方々にとっては初めての体験で、0歳の子でも観劇できるんだ、多少の声が出たってとがめられないんだ、劇場ってこんなに居心地いいんだ、という新しい発見をしていただいたことと思います。

期間中にはトークイベントも開催され、ラ・バラッカの芸術と教育の関係などにも触れられました。保育者、教育者の方々からも多くの質問を投げかけていただきました。今後の展開も含めて、後日改めて詳報させていただきたいと思います。

公演後には、ご覧になった皆さんから、素晴らしかった、またやってほしい、また帰ってきてね、と言っていただくことができました。本当にありがたいと思うと同時に、こういった体験を子どもたち、そしてその保護者の方々にもっと提供できるようになりたいと思いました。きっとできるはずです。ラ・バラッカのいるボローニャではこの演劇体験は日常なのですから。

最後になりますが、支援していただいた皆様、協賛いただいた企業の皆様、携わってくれたスタッフの方々、そして何より公演を観に劇場まで足を運んでいただいた子どもたちと保護者の方、すべての方々に感謝申し上げます。またお会いしましょう。ア・プレスト!

THEATER – 演劇